広島にある、わかさ歯科クリニックです。
9月に入りましたが、まだ秋は遠い!という暑さです。
私どもも、長く続く暑さでバテないように注意しています。

さて、少し前に新聞で読んだ記事のお話をさせて頂きたいと思います。
日本は世界有数の長寿国。
長寿であることは嬉しいことですが、どうせなら歳を重ねてもアクティブに楽しく過ごしたいものです。
そのために、歯の本数が関係しているという研究の記事でした。
東北大学の相田潤准教授による長年の調査によって判明したそうなのですが、65歳以上の高齢者対象に、

歯が19本以下で入れ歯を使うケース
歯が19本以下で入れ歯を使わないケース
歯が20本以上あるケース

という三つのグループを作り、2006年から4年間の追跡調査をしたところ、20本以上の歯が残っている高齢者の場合、4年後に外出を週に一回もしない閉じこもり高齢者になったのは4・4パーセントでした。
それに対して19本以下で入れ歯を使う高齢者の場合は8・8パーセントで、入れ歯を使わない高齢者の場合は9・7パーセントが閉じこもりになってしまっていました。

つまり、歯をたくさん失っている高齢者は、自宅に閉じこもりになる可能性が高いという結果です。
8020運動とよく言いますが、これって「健康」というだけでなく、楽しくアクティブな老後の実現のためにも重要なことなのだなと、痛感しました。

わかさ歯科クリニック